フルバランスアンプ (X_Under bar)

心地よい音を求めてフルバランスアンプを中心に自作しています。

2012年05月

トランスを立ててみました。
これでトロイダルトランスが3個入りました。
 
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昨日、ハイエンドショウトウキョウ2012に行ってきました。

私が気になったのは、このメーカーです。「Agara」で、今年の夏にスタート予定のアンプメーカーです。
出品されていたのは試作品で、ヘッドフォンアンプが2台とプリアンプ1台、パワーアンプ1台です。ガレージメーカーだと思います。
先ず特徴から書きます。ヘッドフォンアンプ(PROTO H01 仮称)ですが、大きい方、電源ケーブルから全てがモノラル構造です。アンプですが、タカチのダイキャストケースに入っており中が見えません。
 
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VRは左右別々の抵抗切り替え型です。入力は1系統のみ。
小さい方のヘッドフォンアンプは、(PROTO HSJ01 仮称)です。
 
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Agaraで、興味を持ったのがパワーアンプです。このパワーアンプはスピーカー端子の近くに付けるアンプです。スピーカーケーブルの長さが約5センチだそうです。
 
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ただ、このアンプはJBLの4333や4330等(JBLで、その他も有ったかも知れません)にしか対応して無いとの事です。
スピーカーケーブルの影響を受けないと言う事ですね。
 

巷では、電流伝送アンプが話題と成っています。
 <修正しました>
電流伝送は、計測器等に昔から使われている技術で、電流伝送は電圧伝送よりノイズに強いと言う特徴があります。
 
例えば 、電圧と電流で考えると
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回路に流れる電流は、何処を見ても同じです。電圧は、ケーブルの抵抗で電圧が下がります。この状態から電流伝送は、減衰しないと言えます。
 
電流伝送の場合、受け側の入力インピーダンスを低くしても問題なく、逆に低くした方が回路全体のインピーダンスが下がるので、ノイズにも強くなります。
 
最近のDACは、電流出力で±の出力(バランス出力)を持っています。これらも電流伝送とバランス出力を使いノイズを受け難くしているのだと思います。
 
電流出力のDACで苦労するのが、電流・電圧変換です。この部分で皆さん悩んでいます。
 
スピーカーに関しては、
スピーカーのローインピーダンス接続とハイインピーダンス接続ですが、これが直接電流伝送に関連するのかは分かりませんが、スピーカーは、一般的に4Ω~8Ωです。これに対してハイインピーダンスのスピーカー500Ω~5KΩ位、この様にインピーダンスの高いスピーカーは現在無いと思います。
面白いのは、ハイインピーダンス(スピーカー500Ω~5KΩ位のインピーダンス)では、伝送距離が長く成っても伝送ロスがほとんど無いそうです。それに対し、ローインピーダンスでは、伝送距離が長く成るとケーブルの抵抗が無視できなくなります。
長い距離では、ハイインピーダンスが良い事になります。では、現在のスピーカーは何故ローインピーダンスなのか、ローインピーダンスの方が周波数特性が良いのだと思います。  違うかな
 

電子ボリューム基板に部品を取付けてみました。
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左側の2個のICソケットが電子ボリュームICです。バランス構成ですので、電子ボリュームが2個必要と成ります。右側のICソケットが電子ボリュームをコントロールするPICです。
緑色の四角いコンデンサー(4.7μF)は、電子ボリュームの入力に入れるカップリングコンデンサーです。音質的には、入れたくないコンデンサーですが・ ・ ・ ・。
外せるかの検討も必要と考えています。
 
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次は、基板間を繋げるケーブルの作成です。

バランス型ヘッドフォンアンプの電子ボリュームのレイアウトがやっと決まり、基板を置いてみました。
 
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ヘッドフォンアンプの上に、重ねて配置することにしました。上の基板には、電子VRとPICが乗るため、ノイズや信号等の戻りで音質に影響がでるので、アルミ板で上下をセパレートします。
 
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このアルミ板(シールド板)は、ケースのインピーダンスの低いところにアース接続すれば、完璧です。
アルミ板が、L字に曲がっているのが分かりますか? これは、終段のMOSFETの空中からの戻りを受けない様に、壁を作りました。少しは効果が有ると思います。たぶん
 
次は、部品のレイアウトです。
部品が天井にぶつからないか高さが少し心配です。

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