フルバランスアンプ (X_Under bar)

心地よい音を求めて

Full balance amplifier

パイオニアのTAD-M600は、入力端子がXLR/220KΩのバランス入力のみと成ってます。私もバランス入力のみとしたいのですが、現段階では全てバランス接続ができませんので、RCA端子を追加。
                    パイオニアのTAD-M600 
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バックパネルを加工しました。XLRとRCA端子  スピーカー端子はバイワイヤリング対応です。
 
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アンプを収めるケース  は、鈴蘭堂のPA-250で、モノラル構成に成ってしまいました。
当時は、好きなケースを買って中身を収める設計をしてました。その為、ケースに収まらなくなり別ケースにしたことも有りました。
 
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放熱器もこのケースに収まる寸法の物を選びました。普通は、発熱量を計算して決めますが。
発熱量を計算して見ました。ファイナルのMOSFETは4パラが2組有りますので全部で8パラと成ります。久しぶりの計算ですので間違っているかもしれません。
 
このアンプに使用するトランスがタンゴのRS-4000で整流後の電圧(Vdd)は約34Vです。
AB級で動作させますので、AB級時の損失(PD)=0.202(Vdd*Vdd/2R)と成ります。
スピーカーのインピーダンスを8Ω(R)とするとAB級時の損失PD=14.6W。
ファイナル段のMOSFETのアイドル電流(I)は150mAx4パラ=600mA←とりあえず設定
損失合計(Pdt)=AB級時の損失(PD)+Vdd*アイドル電流(I)=35W
熱抵抗θjd   Tjmax=150℃ 周囲温度60℃まで許容Ta
θjd=Tjmax-Ta/Pdt = 150-60/35 = 2.6℃/W
内部熱抵抗θj  Tc=25℃の時  Pc max=100W(4パラ 400W)
θj=Tjmax-Tc/Pc max=150-25/400=0.32℃/W
 
マイカの接触熱抵抗 θc=0.8℃/Wとする
放熱器は θf=θjd-(θj+θc)=2.6-(0.32+08)=1.48℃/W
コンプリで使用するため放熱器は 1.48/2=0.74℃/W
 
現在使用している放熱器は、水谷電機製のEV234 0.57℃/WですのでOK  とします。
アイドリング電流は、500mA~600mAで設定する予定です。でも、だいぶ熱く  成ると思いますので、ベンチレーションの検討は必要と思います。ケースに穴  を沢山開けないとダメです。

回路図が無いので、基板から回路図を起こすことにしました。また、この回路が本当に動作するのか、PSpiceでシュミレーションして見ました。動作する様です。
※ 利得24.4dB、-3dBで177.8KHz、位相余裕は120°位取れてますので発振はしないと思います。
プリ及びドライバー段の電源は、窪田式のオリジナル回路をそのまま使用してます。
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