このパワーアンプは、バランス入力でファイナルがMOSFET(2SJ115/2SK405)を使用してます。
当時、バランスアンプが流行っていて、サンスイではXバランスアンプが、またアキュフェーズでもBTLタイプのアンプが各社から発売されました。その流行を受けてXバランス風のファイナル段を無帰還(窪田式アンプ)にしたアンプを考えました。
Xバランスアンプは、反転増幅器 (inverter) に成るため入力インピーダンスを大きく(信号ラインにシリーズに抵抗が入るため大きな値にできない)設定できません。バッファーアンプを前段に入れれば問題無いのですが回路が複雑に。音質劣化を考慮して入力インピーダンス10KΩに設定しました。また、アンプ基板を見ると約24年前の部品ですので、電解コンデンサーは新品に換えました。しかし、ファイナル段の電源の22,000μ/63Vは、若干容量が抜けてますが、そのまま使用します。測ったら18,000μ位でした。保護回路のリレーも一緒に交換しました。

