回路図を読めるようになろう!

今回は、回路図の部品はどのような役目をしているのか、少し考えてみましょう。
先ず簡単はところで、入力と出力部分を見て行きます。
 
<入力回路>
「図-1」は、基本的なアンプ回路の入力部分です。
 
イメージ 1

入力部分の抵抗(R1)と電解コン(C1)は、入力部分の直流電圧を0Vに保つ回路です。

そして、次の抵抗(R2)とフィルムコン(C2)で、ローパスフィルター(LPF)を組んでいます。このLPFは、アンプに高周波信号 ( ラジオや無線の電波 ) が入りアンプが誤動作するのを押さえる働きをします。幾ら広帯域で性能が良いアンプでもオーディオ信号以外の信号が入力されると不具合を生じる場合があります。
 
このアンプの入力インピーダンスですが、抵抗(R1)と抵抗(R3)を並列にした値が大まかな入力インピーダンスとなります。
例えば:
R1(100kΩ)、R3(100kΩ)の場合は、≒ 50kΩ
※アンプ入力段のトランジスタやFETの入力インピーダンスは考慮していません。
 
入力の電解コン(C1)は、DC(直流)をカットするコンデンサで、この電解コンを外し直流から増幅できるアンプを、DC(直流)アンプと言います。
※同時に「図-2」の出力の電解コン(C3)も外す必要もあります。
※DCアンプは直流から増幅できるよりも、カップリングコンデンサを入れたことによる色付けを無くすことに意味があります。
 

<出力回路>
「図-2」が、アンプ回路の出力部分です。
 
イメージ 2

出力に直列に入れてある電解コン(C3)は、DC(直流)カット用のコンデンサで、またC3の後に入っている抵抗(R4)は、アンプを安定にさせる抵抗です。
この抵抗を入れると出力インピーダンスは増えますが、この先につながるアンプの負荷が共振性の負荷やインピーダンスが低くなった場合にアンプを安定に保つことができます。※不安定状態になると、異常発振する場合もあります。
次に並列に入っている抵抗(R5)とコンデンサ(C3)で、出力部分の直流電圧を0Vに保ちます。
入力側のコンデンサ(C1)や出力側のコンデンサ(C3)は、アンプ出力のオフセット電圧に問題が無ければ、外すことも可能です。
※アンプのオフセット電圧は、アンプの入力が0V(入力無し)でもアンプの出力に直流電圧が発生する電圧のことです。
因みにプリアンプ出力にオフセット電圧が100mV発生した場合、次につながるDCパワーアンプの増幅率26dB(約20倍)とするパワーアンプの出力には、100mV×20倍=2Vが発生してしまいます。
 
メーカー製のアンプは、次につながるパワーアンプがどの様なアンプがつながっても大丈夫のようにDCカット用のコンデンサ(C1、C3)を入れています。
 

続く

 
初心者のためのアンプの音質調整(1)
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初心者?のためのアンプの音質調整(2)
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初心者?のためのアンプの音質調整(3)
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初心者?のためのアンプの音質調整の番外編
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