フルバランスアンプ (X_Under bar)

心地よい音を求めて

2012年09月

前々から気になっていたプリアンプでなくラインアンプです。

ソウルノートの新しいブランド、
Fundamental(ファンダメンタル)のLine Amplifier  LA10
 
     アンプ↓(写真は、ソウルノートさんからお借りしました。)
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  強力な電源↓(写真は、ソウルノートさんからお借りしました。)
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このラインアンプの増幅率は0dBです。
これは、現在のソース(CD等)の定格出力が約2.0V前後であるので、プリアンプで増幅しなくてもパワーアンプの増幅だけで50W位まで出るのでラインアンプが0dBでも良いのではと言う発想のようです。

入力セレクターなし、バランス入力1系統、バランス出力2系統と超シンプル、入力セレクターが無いのは、面白いと言うか少し使い難いのでは・・・。

プリアンプやラインアンプを使わない方が、音が良いと言う人もおりますが、入れた方が奥行きや、広がりが出る場合が多いです。この辺は、好みですかねぇ。
 
 
主な特徴:
・精緻な音量コントロールを実現する P&Gロータリーフェーダー採用
・超広帯域・高S/N比のL/R独立電流バッファーアンプモジュール
・1kVAの大容量トランスを別筺体に搭載
・伸びやかな音楽表現をひきだすストレスフリーシャーシー
・取り付けビスにもおよぶ徹底した非磁性化
・1台1台が手作りのカスタムメイド(受注生産)
 
スペック:
【定格出力】 2.0V
【入力インピーダンス】 10kΩ
【アンプ電圧ゲイン】 0dB(ボリューム込み挿入損失0.6dB)
【周波数特性】 DC~28MHz (+0、-1dB)
【全高調波歪率】 0.0015%(定格出力時 20Hz~20kHz)
【残留ノイズ】 4μV(フィルターなし)
【S/N比】 125dB(IHF Aネットワーク)
【チャンネルセパレーション】 105dB(1kHz)
【電源電圧】 AC100V 50/60Hz
【消費電力(電気用品安全法)】 10W
【最大外形寸法】 アンプ部 : 320(W)×108(H)×270.2(D)mm
         パワーサプライ : 320(W)×152(H)×236.5(D)mm
【質量】 アンプ部 :5.4kg パワーサプライ : 13.8kg
【標準価格(税込)】 1,050,000円
 
   中身は、超シンプル↓
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高級なP&Gロータリーフェーダーを採用。電源が巨大で、1KVAのトロイダルトランスを積んでいます。これはパワーアンプの電源ですね。
伸びやかな音楽表現をひきだすストレスフリーシャーシー、シャーシーは、パネルとパネルの面をガッチリつけない構造で、共振を避けているそうです。
周波数特性が凄い、DC~28MHz(+0、-1dB)ここまでの帯域は必要ないと思いますが?

LA10は、どの様なアンプを使っているか? 説明では、「電流バッファーアンプ」と成っているので、ダイヤモンドバッファーアンプか電流帰還アンプでしょうか?
バランスアンプですので、これを4個ですかねぇ。
 
どんな音がするのか、一度聴いてみたいプリアンプではなく、ラインアンプですね。
 

結局、PSpiceを使っている友達に見てもらい、如何にかシュミレーションができる様になりました。
2SJ18 / 2SK60のデータが少なく、まともなモデルが出来なく、ごまかしで動いています。
JFETとトランジスターを組み合わせて、SITを作る方法もあるとの事ですが、このモデルを使用してやって行くことにしました。
 
参考にならないと思いますが、回路図をUPしておきます。少し見づらいですね。
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周波数と位相特性です。 良いですね。
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出力波形、HOT側とCOLD側です。
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歪み特性です。 歪みは2倍と3倍が出ています。あまり良くないですね。
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データシートを見ても、今回使用するSIT素子は、特性があまり良くないです。
そのため、バイアス電流、供給電圧も高めに設定する必要があります。
この辺も、検討が必要ですね。

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