フルバランスアンプ (X_Under bar)

心地よい音を求めて

2013年01月

フォトカプラが上手く行かないので、気分を変えてプリアンプの構成を考えてみました。
 
イメージ 1
 
入力は、PICを使わないでロジックICで組むことにしました。この方が基板を作る上で簡単だと考えました。電源は、各ステージで分けていますが、このへんはケースのスペースの状況により変える予定です。
 
ところで、PICのSLEEPモードを使えばPICの消費電力も減りノイズも少なくなります。そこで、PICのSLEEPモードの採用も考えることにしました。
現在PICは、8MHzのクロックで動かしていますがSLEEPモードではクロックが31KHzまで落ちますので、ノイズもかなり減ると思います。
ボリュームを動かすとSLEEPモードから抜けて通常モードに入るプログラムにすれば良いかと。
SLEEPモードを考える時、SLEEPモードから抜けるための割込みを考える必要があります。
PICで使用出来る割込みは、次の4項目だそうです。
1. TIMERのオーバフロー時
2. EEPROMの書き込み終了時
3. INTピンの立ち上がり、もしくは立ち下がり
4. 決められた端子の入力変化時
 
ここで問題があります。PICで使用できる割込みは、全てハードの割込みです。音量の変化をロータリーエンコーダで行う構成であれば、上記の4番ですが、ボリュームだと割込みが少し難しくなります。
PICは、ソフト割込みが出来ないのですか?
ネットをみてもソフト割込みの参考になるモノが見つかりませんねぇ。

秋月電子のファンクションジェネレータキット「 miniDDSkit 」を、購入してみました。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-06298/
     <4,400円>
     電源15Vと接続用のBNCケーブルが付属されているので、直ぐに使えます。
イメージ 1
 
イメージ 2
 
前からファンクションジェネレータは欲しかったのですが、安くて良いのが有りませんでした。
このジェネレータは、値段が安くデザインも良いので購入してみました。でも200kHz(正弦波)までしか出ません。
色々と実験に使えます。お勧めです。

波形は、正弦波、矩形波、三角波、階段波が出ます。
イメージ 3
 
イメージ 4
 
主な仕様
・設定周波数範囲 0Hz~200kHz(正弦波)
・周波数分解能 1Hz
・出力振幅範囲 0V~10VP-P
・オフセット範囲 -5V~+5V
・出力 BNCコネクタ(インピーダンス:50Ω)
 
キット製作上の注意として、
・主な部品は、既に半田付けされていますので安心です。
・プッシュスイッチに向きが有りますので気をつけて下さい。
・液晶(LCD)と基板を繋ぐピンヘッダは、足の長い方が基板側です。
・基板のシルク印刷で、電解コンを付けると電解コンのプラスマークが見えなくなるので、半田付け時には極性に注意が必要です。
・BNCコネクタのアース側の加工が少し厄介です。
 
追記 (2013.01.27)
・プッシュスイッチの一つに、クリック感が悪いモノがありましたが、何故かプッシュスイッチが多めに入っていたので、交換してOKとなりました。プッシュスイッチは、半田付けする前にクリック感を確認した方が良いと思います。
 
直ぐに完成できます。(^_^)/

デジタルオシロで波形を確認しました。
 
イメージ 1
 

図1は、PICアウトのクロックの波形です。
<図1>
イメージ 2
周波数で74kHz、13.5μSです。綺麗な波形です。
 
図2は、フォトカプラの2次側の出力です。(1次側制御電流抵抗R:470Ω、2次側負荷抵抗RL:270Ω)
<図2>
イメージ 3
波形がだいぶ鈍ってます。また、OFF時の電位がゼロまで落ちていませんね。
 
図3は、フォトカプラの2次側で抵抗を変更しました。(1次側制御電流抵抗R:470Ω、2次側負荷抵抗RL:1.5kΩ)
<図3>
イメージ 4
波形がノコギリ波のような波形ですが、OFF時の電位はゼロまで落ちています。
 
図4は、フォトカプラの2次側で抵抗を変更しました。(1次側制御電流抵抗R:470Ω、2次側負荷抵抗RL:1kΩ)
<図4>
イメージ 5
段々、波形がよくなってきましたが、1次側と違います。
 
図5は、フォトカプラの2次側で抵抗を変更しました。(1次側制御電流抵抗R:330Ω、2次側負荷抵抗RL:1kΩ)
<図5>
イメージ 6
波形の幅が変わってきました。
 
1次側制御電流抵抗Rと2次側負荷抵抗で、波形が変わると言うことは分りましたが、データーは上手く読み込めません。
 
次は、フォトカプラの2次側をエミッター出力で、波形を確認してみます。

ノイズ対策として、フォトカプラをPICと電子ボリュームの間に追加して、動作を確認しました。
 
イメージ 1
 
一次側のLED制御抵抗は、手持ちの関係で470Ω、 二次側の負荷抵抗も手持ちの関係で1.5KΩで確認しました。
ん~。エラーがでて上手く動作しませんね。時々、データを読みますが、読まない方が多いです。
たぶんデータスピードが速く、上手く読み込めないのだと思います。
二次側の負荷抵抗(1.5KΩ)をもう少し小さくして、スピードアップする必要があります。
一次側のLEDには、約8mA流れているので、こちらは大丈夫だと。
あと、実験を含めて、高速タイプのフォトカプラを入手する必要も有りますね。
秋月に、TLP250とTLP351が有りますので、これも使ってみましょう。

ブレッドボードで、MUSES72320のファームウエアの動作チェックを行いました。
基本動作は問題ありませんでした。
 
イメージ 1
 
イメージ 2

次にフォトカプラをPICとMUSES72320の間に入れて確認します。

↑このページのトップヘ