フルバランスアンプ (X_Under bar)

心地よい音を求めて

2014年09月

トスリンクの切り替え回路 (2回路-1回路) を考えてみました。
これが、一番簡単な方法だと思います。
 
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回路:
ロジックIC74HC257を使います。このICは、4回路独立で2回路入力のデジタル信号が切り替えできます。
なお、4入力切り替えが必要な場合は、74HC153を使うと良いと思います。
電源電圧は、使用するトスリンクで決定します。
現在有るのは、3.3Vタイプと5.0Vタイプです。
 
色々調べて行くと、2012年に東芝のトスリンクは製造中止品になっていますね。 少し驚きました。
 
74HC257
 
74HC153
 
 
 

毎年行っている「東京インターナショナルオーディオショウ」、今年も行ってきました。
今年もアンプ等の「はらわた」を見せる展示が少なくガッカリです。
(´・ω・`)ガッカリ…
何枚か写真を撮ってきましたが、アクリル板が貼り付けて有るので上手く撮れませんでした。
 
そこで今回は、私の好きなスピーカーをご紹介します。
このスピーカーは毎年試聴して欲しいと思っているスピーカーです。
 
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ドイツのLansche Audio(ランシェ・オーディオ)のCORONA プラズマ イオン トゥイーターを採用しているスピーカーです。今年は、NEWタイプのNo.5.1です。
このスピーカーのトゥイーターには、CORONA プラズマ イオン トゥイーターを使っており約12年の歳月を掛けて完成したトゥイーターです。
 
このトゥイーターの音は素晴らしいです。
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 この方式は歴史も古く、他社でもイオンスピーカーと言う名前で製品があると思います。
原理は、コロナ放電にオーディオ信号の変調を掛けて、直接空気を振動させます。
このスピーカーの難しいところは、安定してコロナ放電させることだと思います。
あと、放電させると、臭いにおいがする場合があるのですが、このスピーカーは臭く有りません。
放電は、真空管で行っていますので、寿命があるのと高電圧を使いますので、空気中のゴミを吸い着けますので定期的にクリーニングをする必要があります。
トゥイーターの真中の穴が白くなっている部分がコロナ放電です。
 
今回、このスピーカーをドライブしていたアンプが、新しいブランド「mola mola(モラ・モラ)」です。
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モラ・モラは、魚のマンボーですよ。
200Wのデジタル・アンプ (D級アンプ)です。写真では、四角い4つの箱がモノラル デジタル・アンプ「KALUGA(カルーガ)」です。
こちらは、プリアンプです↓
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このモノラル デジタル・アンプ「KALUGA(カルーガ)」は、デジタル・アンプ特有の明る過ぎるデジタル・アンプ臭さをなくしたアンプと説明されていました。
聴いた限りでは、普通(A級、AB級)のアンプですよと言われても分らないレベルでしたが、音が少しおとなし過ぎたように感じました。
今回オーディオショウ初日ですので、音調が出来ていなかったのか、人も多かったのでデット気味になったのかも知れませんね。
 
おまけです↓ これ何だか分りますか?
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葉巻では無いですよ!
カーボン抵抗です。

CrossOver  CA1
電子ボリュームIC(MUSES7232)使用コントロールアンプ
 
 
 
 
 
プリアンプ(CrossOver CA1)の機能をフルに使えるようにしました。
 
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このプリアンプの機能として、リモコン(Apple Remote)、Wi-Fi(iPhone、iPad)、Bluetooth(Windows PC)でプリアンプがコントロールできるのですが、Bluetooth(Windows PC)は使っていませんでした。
理由は、コントロールの通信端子が1回路しかないので、Wi-Fi か Bluetooth の1つを選ぶしか有りませんでした。
これでは勿体無いので、ロータリースイッチを追加して Wi-Fi と Bluetooth が使えるようにしました。
 
左側が4回路3接点のロータリースイッチで、右側がBluetoothアダプタです。
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ロータリースイッチを3接点にして、OFFポジションを設けました。
 
スペースが無いので、無理やりアンプケースの左側面にロータリースイッチとBluetoothを取り付けました。
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Bluetooth(Windows7)のコントロール画面です。
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これで、全ての機能が使えるようになりました。
 
なかなか良いですよ。(^-^)v

回路図を読めるようになろう!

今回は、回路図の部品はどのような役目をしているのか、少し考えてみましょう。
先ず簡単はところで、入力と出力部分を見て行きます。
 
<入力回路>
「図-1」は、基本的なアンプ回路の入力部分です。
 
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入力部分の抵抗(R1)と電解コン(C1)は、入力部分の直流電圧を0Vに保つ回路です。

そして、次の抵抗(R2)とフィルムコン(C2)で、ローパスフィルター(LPF)を組んでいます。このLPFは、アンプに高周波信号 ( ラジオや無線の電波 ) が入りアンプが誤動作するのを押さえる働きをします。幾ら広帯域で性能が良いアンプでもオーディオ信号以外の信号が入力されると不具合を生じる場合があります。
 
このアンプの入力インピーダンスですが、抵抗(R1)と抵抗(R3)を並列にした値が大まかな入力インピーダンスとなります。
例えば:
R1(100kΩ)、R3(100kΩ)の場合は、≒ 50kΩ
※アンプ入力段のトランジスタやFETの入力インピーダンスは考慮していません。
 
入力の電解コン(C1)は、DC(直流)をカットするコンデンサで、この電解コンを外し直流から増幅できるアンプを、DC(直流)アンプと言います。
※同時に「図-2」の出力の電解コン(C3)も外す必要もあります。
※DCアンプは直流から増幅できるよりも、カップリングコンデンサを入れたことによる色付けを無くすことに意味があります。
 

<出力回路>
「図-2」が、アンプ回路の出力部分です。
 
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出力に直列に入れてある電解コン(C3)は、DC(直流)カット用のコンデンサで、またC3の後に入っている抵抗(R4)は、アンプを安定にさせる抵抗です。
この抵抗を入れると出力インピーダンスは増えますが、この先につながるアンプの負荷が共振性の負荷やインピーダンスが低くなった場合にアンプを安定に保つことができます。※不安定状態になると、異常発振する場合もあります。
次に並列に入っている抵抗(R5)とコンデンサ(C3)で、出力部分の直流電圧を0Vに保ちます。
入力側のコンデンサ(C1)や出力側のコンデンサ(C3)は、アンプ出力のオフセット電圧に問題が無ければ、外すことも可能です。
※アンプのオフセット電圧は、アンプの入力が0V(入力無し)でもアンプの出力に直流電圧が発生する電圧のことです。
因みにプリアンプ出力にオフセット電圧が100mV発生した場合、次につながるDCパワーアンプの増幅率26dB(約20倍)とするパワーアンプの出力には、100mV×20倍=2Vが発生してしまいます。
 
メーカー製のアンプは、次につながるパワーアンプがどの様なアンプがつながっても大丈夫のようにDCカット用のコンデンサ(C1、C3)を入れています。
 

続く

 
初心者のためのアンプの音質調整(1)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14245717.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(2)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14282345.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(3)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14308842.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(4)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14322737.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整の番外編
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14342434.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(5)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14362222.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(6)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14561934.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(7)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14568278.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(8)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/16818086.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(9)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/16843380.html

今回は、グランドループ (アースループ)についてです。

グランドループは、アンプ内部やオーディオ機器間(CD⇔プリアンプ⇔パワーアンプ)のグランド(アース)ラインでループが形成された状態を言います。
 
初めにアンプ内部でのグランドループを考えてみましょう。
ループは、グランドだけでなく、信号ラインでも同じ事が言えるのですが、ライン(線)がループアンテナとなり電源トランスからの漏洩磁束や他のラインから輻射を受けてしまいノイズとして聞こえます。
※設計の悪い基板のパターンもアンテナになる場合があります。
電源トランスの漏洩磁束やACラインからの誘導ノイズの50Hz-60Hz、その2倍や3倍(100Hz-120Hz、150Hz-180Hz)の音を「ハム音」と言います。4倍も有るかも知れません。
アンプを自作されハム音がでている場合は、このようなグランドループが影響している場合が多く、特にフォノアンプを内蔵しているプリアンプでは、ハム退治に苦労します。
 
「図-1」は、プリアンプのブロック図です。
 
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ここでは、入力端子のGND (グランド)を金属ケースのGNDに落とし、また、アンプの出力端子も金属ケースに落としています。
この場合、ケースのGNDを含め入力端子のGNDと出力端子のGND間でグランドループが形成されます。この広がった面積の大きさがループアンテナの大きさととなりノイズを拾ってしまいます。
※GNDラインのインピーダンスが大きいと更に、ノイズを拾い易くなります。
 
ループについては、以前説明しておりますので、ここも参考にして下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/6615562.html
 
 
対策をとったのが「図-2」になります。
 
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「図-2」のように入力端子及び出力端子のGNDをケースに落とさない事によりケースとのGNDループを無くします。そして、ケースには一点アースで接続します。
 
なお、各アンプから電源GNDへの接続(パワーアンプ編)ですが、こちらを参考にして下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/7204247.html

 
一点アースは、基板内でも行います。
 
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「図-3」のように、一点アースは基板内でGNDの基準点(電源の電解コンのアース側を基準点とすると良い)を決めそこで一点アースします。
※基本的には、GNDインピーダンスの一番小さいところで決めます。
 

次にオーディオ機器間(CD⇔プリアンプ⇔パワーアンプ)のグランドループです。
オーディオ機器間をRCAやXLRプラグで繋ぐと言うことは、GNDも繋ぐことになります。
過去のブログに有りますので、こちらを参考にして下さい。(手抜きで済みません)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/4743704.html
 
結論として、ACインレットのGND端子は、使用しない方が良いと思います。
 
ハムノイズ以外には、パソコンやデジタル機器との接続によるノイズがあります。
このノイズもGNDを伝わってくるタイプのノイズが多いと思います。
 

続く

初心者のためのアンプの音質調整(1)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14245717.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(2)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14282345.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(3)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14308842.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(4)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14322737.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整の番外編
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14342434.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(5)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14362222.html
 
初心者?のためのアンプの音質調整(6)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14561934.html
初心者?のためのアンプの音質調整(7)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/14568278.html
初心者?のためのアンプの音質調整(8)
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoyama3322/16818086.html

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