コンデンサを選ぶ時は、コンデンサの耐圧に注意が必要です。
特に交流(AC)での使用では、注意しないと耐圧をオーバーして使ってしまう可能性があります。
特に交流(AC)での使用では、注意しないと耐圧をオーバーして使ってしまう可能性があります。
コンデンサの耐圧表示には、250VACや630VDCと2種類の表示があります。


DC(直流)表示の場合は、最大のDC電圧が200V、AC(交流)表示は、交流のSin波の実行値で表しています。
では、200VAC表示のコンデンサをDC表示に変換すると何ボルトになるか?
先ほど、200VDCは最大のDC電圧が200Vと書きました。200Vは最大値ですので、200VACの実行値を最大値に変換すれば、DC表示になります。
計算すると: 最大値 = 200V × √2 ≒ 282V です。
200VAC表示のコンデンサをDC回路で使う場合、耐圧は282Vまで使えます。
次にコンセットから取れる電灯線のAC100Vです。
次の図-1のようにコンデンサを使う場合は、入力側のコンデンサの耐圧は何ボルト以上必要でしょうか?
<図-1>

図-2は、ムラタさんからお借りした図ですが、Vo-pとVp-pが ⇒ p-p値を示しています。
<図-2>

AC100Vのp-p値は、100V × √2 ×2倍 = 282V になります。
AC100Vラインにコンデンサを使う場合は、282VDC(200VAC)以上のモノを使う必要があります。
実際には外部からノイズ等の異常電圧も受ける可能性が有りますので、余裕をみて1.5倍から2倍以上の耐圧のコンデンサを使った方が良いと思います。
私は、耐圧630VDCのコンデンサをよく使っています。
コンセットから取れる電灯線のAC100Vはp-p値で282V有りますので気をつけて下さいねぇ!