WaveSpectraとWaveGeneを使って、ヘッドフォンアンプの歪み(歪み率)を測定してみました。なかなか良い特性です。

歪みを測る前に、① システム系の残留ノイズを測ってみます。

システム系のノイズは、以前も確認しております。
10kHzのノイズは、サウンドカードのクロックノイズだと思います??
次にヘッドフォンアンプを繋ぎ、ヘッドフォンアンプの残留ノイズを測ります。
アンプの負荷は33Ωを使っています。
②ヘッドフォンアンプのボリュームを最小にした時のノイズレベルです。

かなり良好な残留ノイズです。(^-^)
因みにアンプの利得は約10dBです。
③ヘッドフォンアンプの入力をショートしてボリュームを最大にした時のノイズレベルです。

こちらも良い特性です。
ヘッドフォンアンプの電源に使っているDC/DCコンのノイズは、完璧に聞こえなくなりました。
④ 次に ヘッドフォンアンプに1kHzの入力を入れて、アンプ出力 1V 時の歪を測定しました。

歪みは、0.0084%と良い値がでました。
トランジスターを選別していますので、その効果は出ていると思います。
⑤ 歪み特性のグラフ

出力 1V以上になると、サウンドカードのA/Dコンバーターで歪んでしまい歪みが増えます。
100Hzと1kHzは、同じような歪み特性をしていますが10kHzに関しては少し歪みが悪いです。
10kHzの歪みを改善するのには、バイアス回路にコンデンサーを追加すると改善しますが、今回は特に対策はしていません。
ポータブルヘッドフォンは、不具合も無く毎日使っていますょ。(^-^)/