[PS1C] 互換型三端子レギュレーター製作マニュアル
レギュレーターIC、TPS7A4700を使用した互換型三端子レギュレーター(プラス電圧用)です。

<仕様>
・基板形状:幅max 16mm×高さmax 22mm t=0.8mm
・出力電圧:+3.3V~+15V(設定可能電圧のみ)
・出力電流:最大1A
・基板形状:幅max 16mm×高さmax 22mm t=0.8mm
・出力電圧:+3.3V~+15V(設定可能電圧のみ)
・出力電流:最大1A
<特徴>
・ローノイズタイプのICレギュレーター、TPS7A4700を使用したLDO(低ドロップアウト)レギュレーターです。ドロップアウト電圧が約0.3Vですので、電圧を有効に使えます。5Vの電源から3.3Vを作る場合は、LDOレギュレーターが有利です。
・TPS7A4700(LDOレギュレーター)の出力はコレクター出力です。
・電圧設定は、設定用端子にハンダを盛りショートさせて電圧設定します。電圧設定が簡単です。
・最大出力電流は1Aで、外部での保護用フューズ等は付いておりません。(IC内部にサーマルシャットダウン回路があります。)
・ローノイズタイプのICレギュレーター、TPS7A4700を使用したLDO(低ドロップアウト)レギュレーターです。ドロップアウト電圧が約0.3Vですので、電圧を有効に使えます。5Vの電源から3.3Vを作る場合は、LDOレギュレーターが有利です。
・TPS7A4700(LDOレギュレーター)の出力はコレクター出力です。
・電圧設定は、設定用端子にハンダを盛りショートさせて電圧設定します。電圧設定が簡単です。
・最大出力電流は1Aで、外部での保護用フューズ等は付いておりません。(IC内部にサーマルシャットダウン回路があります。)
<基板図>

<回路図>

<部品表>
■1uF/50V(形状2012) ⇒ 1個(C28)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-07544/
[CL21B105KBFNNNE]
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-07525/
[GRM21BB31H105KA12L]
-------------------------------------------
■10uF/25V(形状2012) ⇒ 1個(C18)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-07388/
[GRM21BB31E106KA]
-------------------------------------------
■22uF/25V(形状2012) ⇒ 2個(C20,C21)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-08240/
[GRM21BR61E226ME44]
-------------------------------------------
■IC TPS7A4700 ⇒ 1個(IC1)
5mmX5mm QFN-20形状品
-------------------------------------------
■ピンヘッダ (L型)1×6(6P) ⇒ 1個
3ピンに切って使用
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-05336/
■1uF/50V(形状2012) ⇒ 1個(C28)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-07544/
[CL21B105KBFNNNE]
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-07525/
[GRM21BB31H105KA12L]
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■10uF/25V(形状2012) ⇒ 1個(C18)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-07388/
[GRM21BB31E106KA]
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■22uF/25V(形状2012) ⇒ 2個(C20,C21)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-08240/
[GRM21BR61E226ME44]
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■IC TPS7A4700 ⇒ 1個(IC1)
5mmX5mm QFN-20形状品
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■ピンヘッダ (L型)1×6(6P) ⇒ 1個
3ピンに切って使用
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-05336/
<配置図>

<組立手順>
1.本基板を両面テープで他の基板等に止めると作業がやり易いです。
1.本基板を両面テープで他の基板等に止めると作業がやり易いです。
2.最初にレギュレーターIC TPS7A4700のハンダ付けを行います。ハンダ付けする前に基板にフラックスを多めに塗布し、ICが動かないようにテープ等で止めてからハンダ付けします。面実装部品に合ったハンダとハンダゴテをご使用下さい。

3.各ピンのハンダ付けが終わりましたら、ハンダブリッジが無いかルーペ等で確認してから、基板の裏側のハンダ付けに移ります。基板を裏側にしてICのアース部分(丸い大きな穴の部分)にハンダを流し込みます。ハンダの流し込みは、時間を掛けて行うとICピンのハンダが溶けて、ICが外れる可能性が有りますので注意して下さい(高めの温度で一気にハンダ付けします)。少し凹んだ感じでハンダができれば良いでしょう。


4.次に残りのチップ部品のハンダ付けを行います。
5.最後にピンヘッダ (L型)をハンダ付けしますが、ハンダ付けする前にラジオペンチ等で次のように前加工を行い、ピンヘッダを基板に挿して余分な部分の足(ピン)を切り落としてからピンヘッダのハンダ付けを行います。ハンダ付けは、部品面からハンダ付けします。



注意:放熱板を使用しない場合は、ピンカットは不要で通常通りのハンダ付けで問題有りません。
電流を多く流す場合は、放熱板等での放熱対策を行って下さい。
6.出力設定端子で必要な電圧に設定してからブレッドボート等に基板を挿して出力電圧を確認し完成です。
電圧設定:(該当する基板のパターン端子をハンダでショートします)
3.3V= 0.1V+0.2V+1.6V
5V = 0.4V+3.2V
9V = 0.4V+0.8V+6.4V
12V = 0.2V+0.8V+3.2V+6.4V
15V = 0.8V+6.4V+6.4V
※出力電圧は、リファレンス電圧 1.4Vを含めて計算します。
電圧設定:(該当する基板のパターン端子をハンダでショートします)
3.3V= 0.1V+0.2V+1.6V
5V = 0.4V+3.2V
9V = 0.4V+0.8V+6.4V
12V = 0.2V+0.8V+3.2V+6.4V
15V = 0.8V+6.4V+6.4V
※出力電圧は、リファレンス電圧 1.4Vを含めて計算します。
7.色々なケースを考えて確認は行っておりますが、アンプ等にレギュレーターを繋げたら安定しないような状況もあります。その場合は、レギュレーターの出力のコンデンサー容量を増やして改善するか確認をお願いします。
<追加情報>
基板のバージョンが1.2に変更されています。 (2017.12.30)
部品配置は、以下の様になります。