フルバランスアンプ (X_Under bar)

心地よい音を求めて

2017年09月

ヒートシンクの放熱効果を増やすため、ネジの替わりに金属製のネジ付スペーサーに変えてケースに熱を放熱出来るように考えてみました。

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手でスペーサーを触ってみて熱さを感じるので放熱効果は有りそうです。

DA1のケースは、タカチのOSシリーズ OS70-37-43SSを購入しました。
私は薄い方が好きですので、高さ70mmを選びましたが、かなりキツイです。

W = 430mm 、 D = 370mm 、 H = 70mm

各基板とトランスの配置はこんな感じに成ります。
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以前に、TPS7R4700とTPS7A3301の三端子レギュレータ互換タイプを作りました。

今回は、超ローノイズ電源ICのLT3042版です。
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大きさですが、前回と同じ形状ですと進歩が有りませんので形状をは少し小さくしています。
前回15mm×21mm⇒13mm×21mm、横幅2mm小さくしました。
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出力電流は、電流ブースター用のトランジスタを追加しておりますので、大きなヒートシンクを使えば1A位行けると思います。
下の写真のヒートシンクですと、500mA位が目安です。↓
※供給電圧と出力電圧の電圧差(入出力間電圧差)によって放熱量が変わります。
電圧調整は、半固定VRを使えば、細かく設定も出来ます。
また、出力電流が200mA以下でも良い場合、電流ブースター用のトランジスタを外せば対応出来ます。

今回、DA1のマイコン(100mA)、デジタル(300mA)の5V電源として使う予定です。
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小型電源基板 / LT3042使用互換型三端子レギュレーター基板
三端子型レギュレーター(TPS7A4700/TPS7A3301)
色々とあります↓↓↓

ES9038PRO Quad使用のDA1は、DACデジタルで最大700mA、DACアナログで最大500mAと、普通のDACよりかなり多目に電流が流れるので電源の選択に悩みます。
色々と物色していますと、DIYINHKの LT3042が出力電流1.5Aと有りました。

DIYINHK:

これを購入しようと考えたのですが、このタイプのヒートシンク(放熱板)で、1.5A流せるの??
HPの下の方に注意書きが書いて有りました。
やはり500mA位までのようです。
インダクターを外して大きなヒートシンクを別に設置すれば、1.5Aも行けると思います。

と言う事で、計画には無かったのですが、自分でDA1用の電源基板を作る事にしました。
DACのデジタル部分が700mAなので、1Aを目標に設計を進めました。
先ず、仕様として基板の大きさを50mm×100mm、整流ダイオードはSiC、1A~1.2Aが2回路として出来上がった基板がこれです。

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LT3042に電流ブースター用のトランジスタ2本をパラで使っています。
供給電圧と出力電圧の電圧差(入出力間電圧差)にもよりますが、このタイプのヒートシンクでは500mA~700mA位までが限界の様に思います。
無理をすれば、800mAまで行けます。厳しいかなぁ?
このヒートシンク1個が500mA~700mAと考えて2個ですので、1A~1.4A行けると思います。
※ヒートシンクの放熱による火傷等の安全性を考えての設定です (ヒートシンクを手で触れても大丈夫な温度) 。

最初6Vの電源トランスを使いましたが、電圧不足で、NGでした。
6V×1.41×(100V/115V)=7.3V これに今回SiCのダイオードを使ったのでVfが約1.7Vです(普通のダイオードですと0.6V~0.9V)。
電源ICへの供給電圧は、7.3V-1.7V=5.6V と出力電流を200mA以上流すと5V出力電圧は無理と成りました。
※1.41は、実効値の√2倍が最大値
※トランスが115V仕様ですので100V/115V=0.87 電圧が下がる。

電源トランス9V品購入・・・計算してみました
9V×1.41×(100V/115V)=11V これからVf(1.7V)電圧を引くと、9.3Vです。
これなら大丈夫ですが、電圧差(供給電圧と出力電圧の差)が9.3V-5V=4.3V有ります。
トランスのレギュレーションの関係もあるので、700mA位流すと8V-5V=3V位に成るでしょう?
私の場合は、余裕をみて1電源当たり最大700mAで使う予定です。
それと、SiCダイオードのPd(Pc)の問題も出て来ました。
Pd= Vf(1.7V)×700mA=1.2W   SiCダイオードで1.2Wも消費します。
220形状のPdは、1.5W位だと思います。
SiCダイオードにヒートシンクが必要になる可能性も有ります。

DA1に接続して確認してみました。

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SiCダイオードも熱くなりますが、使えそうです。
あとは、電圧差(供給電圧と出力電圧の差)をもう少し小さくしたいですね。
DAC周りは、この電源で進めましょう。

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