フルバランスアンプ (X_Under bar)

心地よい音を求めて

2019年06月

このマイクアンプは、SONYのマイクロホンアダプター XLR-1と同じ感じのマイクアンプを目指しています。
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XLR-1は、トランスでバランス⇒アンバランス変換を行うだけでマイクアンプは内蔵されていません。
あと、ファンタム電源の48Vが付いています。


XLR-1は、出力をPCM-D100のマイク入力に入れて使います。
マイク信号の増幅はされません。
今回のマイクアンプは、マイク信号を増幅させますので出力はライン入力に入れて使います。
これはライン入力側にボリュームが付いているので問題無いと判断しています。

今回のマイクアンプ基板図:
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今年もOTOTENに行って来ました。

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雨が降っていたのですが会場が駅から近いので助かります。

先ず最初に、金田さんの「最新オーディオDCアンプで楽しむ アナログとハイレゾ再生」です。
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何時も同じ様なデモ・・・再生するソースを含めもう少し考えた方が良いですね。
飽きるねぇ。

こちらはSONYさん、ハイレゾ時代のモニターヘッドホン・・・ MDR-M1STです。
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現行のMDR-CD900STとはかなり違った音がしました。
今風の音ですかね。なかなか良い音だと思います。
試聴してから購入しましょう。
それとケーブルが外せますので、簡単にケーブル交換出来ます。
あと、係の人に色々聞いたのですが、CD900STで良く切れたケーブル部分を改善したとの事です。
ヘッドバンドからヘッドフォンハウジングと繋がっているケーブルがヘッドバンドの中に入り見えなく成っています。
ここの部分よく切れるんですよねぇ。

XLRコネクタに対応したPCM-D10です。
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初めて見たのですが、思っていたより大きかったです。
音の方はGoodでした。

私が欲しいマイク・・・プロ用マイクC-800Gから26年ぶりのマイクです。
ハイレゾ対応のマイク3種類です。
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ECM-100U、ECM-100NとC-100
お金を貯めて買いましょう!

昨年も楽しみました。
:炭山さん、生形さんの「高音質録音、変態録音を各種フォーマットでの聴き比べ」です。
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時間が足らなく全てのソースを掛けれませんでしたが、昨年より変態性は少なかったようですね。www

こちは、OTOTEN初参加の中国メーカのESD ACOUSTICさん。
ESD ACOUSTIC:

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Avantgardeに似ているスピーカーです。
ブースは2ヶ所有りました。 超ド級!

他にも色々ありましが、自分の趣味でピックアップしました。

アンプのアース(GND)については過去に色々と書きましたが、ここでは直流(DC)のアースと交流(AC)のアースについて考えてみましょう。

先ず、ここにプラス・マイナスの電源が有ります。
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そして電源には必ず電解コンデンサのデカイのとフイルムコンデンサが接続されています。

何故して電源には電解コンデンサが必要なのでしょうか?
先ず一つはダイオードで整流された後の脈流電圧の平滑化(平滑回路)です。
コンデンサが電気のタンクの役目をして電力が足らなくなったらタンク(コンデンサ)から電力を供給して電圧をある程度安定にさせる事が出来ます。
二つ目が電源のインピーダンスを下げる役目があります。(理想的には0Ω)
インピーダンスと言うと交流(AC)抵抗です。
プラス・マイナス電源では、直流(DC)的にはプラス端子・マイナス端子・アース端子の3端子でアンプに電力を供給していますが、交流(AC)からは1端子に見えます。

交流(AC)的に考えるとプラス端子もマイナス端子もほぼアースと同じと考える事ができます。

では問題です。
下記のアンプの入力に抵抗R1(100kΩ)と抵抗R2(100kΩ)が接続されています。
このアンプの入力インピーダンスは何Ωでしょうか?
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※このアンプの内部の入力インピーダンスは理想の∞Ω(無限Ω)として考えて下さい。


答えは、100kΩ//100kΩ=50kΩです。(100kΩと100kΩの並列)

難しいので少し書き換えてみました。
交流で考えると電源のプラス側とマイナス側はアースと見なせるので以下の回路と同じになります。
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交流的にはコンデンサでアースにショートされた状態になります。

この様にアースだけでは無く、電源のプラス側とマイナス側もアースと同じ様に扱う必要があります。

前回の懸念事項であったDC/DCコンバータIC(ADP5071)と±15VのレギュレータIC(TPS7A39)の不具合が解決しました。

電源ON時のラッシュ電流の影響でDC/DCコンバータIC(ADP5071)が上手く動かない状態になっていました。

そのためラッシュ電流を減らすために図のコンデンサC3、C4の10uFを外して、レギュレータIC(TPS7A39)のソフトスタート設定のコンデンサの容量(0.01uF ⇒ 10uF)を増やしてレギュレータICの立ち上がり時間を大きく遅らせました。

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※電解コンデンサの極性間違っています。w

基板が小さいので苦労しました。

これで次のステップに進めます。

だいぶ前に基板の試作は出来上がっていたのですが、マイクアンプのDC/DCコンバータの実験で時間を取られ進捗が止まっていました。

取りあえず背の低いアキシャル部品をハンダ付けしてみました。
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ヘッドフォンアンプの胆となる左側のオールFETアンプは、かなりの密度と成ってしまいました。
また、電源もディスクリートの電源を採用したため基板自体(150mm×225mm)もかなり大きく成りました。

このバランス型オールFETヘッドフォンアンプは、2017年に「ポタ研」でデモしたDAC(DA1)の試聴に使用したヘッドフォンアンプを基本に基板を作り変えています。
このデモで多くの方からDA1とこのヘッドフォンアンプの音が良いと嬉しい評価を戴きました。

ポータブルオーディオ研究会「ポタ研」 2017夏に出展しました!

このヘッドフォンアンプの問題点は、製造中止品のJ-FETとMOS-FETで構成しているため、部品の入手が難しい事です。
2SJ74、2SJ103、2SJ76、2SK170、2SK246、2SK213

今後を含めディスクリートアンプを作る場合は、製造中止と成ったパーツを如何に手に入れられるかだと思います。
代替品を探していますが、海外品を含め期待出来ない状況です。

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