2019年12月
AK4499 IV変換(ベース)基板のアートワーク2
AK4499 DAC基板のアートワーク5
デノン DCD-SX1 LIMITED SACDプレーヤーの音質
デノンから発売されたフラッグシップSACDプレーヤーのDCD-SX1 LIMITEDの音を聴いただろうか?
DCD-SX1 LIMITED:
私は先日の東京インターナショナルオーディオショウで聴くことが出来ました。
奥行きや広がりを含めかなり良い音を奏でていました。
何故ここでこのデノンのSACDプレーヤーを取り上げたかと言うと、基となるDCD-SX1のカスタマイズでここまで音が良くなるのかと言うことと、このSACDプレーヤーに使われているDACにあります。
DCD-SX1に使われているDACは皆さんご存知のTI製(Burr-Brown)のPCM1795です。
LIMITEDに成ってもDACは変更無しのPCM1795を使っています。
いまES9038PROやAK4499などの最新DACが騒がれていて自分もこのDACを使って設計していますが、過去のDACを含め100%使いこなしているか疑問に思ってきました。
どうもスペックばかり目が行き本来の音について作り込んでいないと思うようになりました。
現在、何方が作ってもPCM1795よりもかなり良い特性のDACは作れます。
また性能特性と音質は一致しないことは何度となく経験してきました。
例えば歪みが最小の時が音が一番良いとは限らないと言うことです。
それとDACを入れるケースとかケーブルの配線とかでも音は変わります。
ES9038PROを使用したDA1の時は、DAC基板とIV変換基板の位置で音が変わりました。
DAC基板にノイズ対策を施しているにも関らずDAC基板からのノイズの輻射はIV変換基板にも影響を与えているようです。
AK4499はこのへんを踏まえて回路設計して行きたいと思っています。
機会が有りましたらDCD-SX1 LIMITEDの音を聴いてみて下さい。