フルバランスアンプ (X_Under bar)

心地よい音を求めて

2021年10月

以前、完全差動アンプ回路を色々とシミュレーションなどを行い検証してきました。

以前のブログ:
2020/05/04【完全差動アンプ再び】

2020/05/13【完全差動アンプ再びの続き】

2020/05/20【完全差動アンプをもう少し調べてみる】


実際に基板を作って回路の動作確認を行う事にしました。
20211028_01

今回2種類の基板を試作しました。
前回の回路の問題点として、Vocmエラーアンプのゲイン不足がありました。
それを補うためVocmエラーアンプの差動アンプ部分の負荷を定電流負荷にしました。
これで少しは良くなったのですが、Vocmエラーアンプのオフセット電圧が、完全差動アンプ全体に影響してしまい、Vocmエラーアンプをディスクリート回路で構成するのは、回路が複雑になるので、今回はOPアンプを使う事にしました。

こちらの回路は、前回シミュレーションした回路です。
左下側にあるのがOPアンプです。
20211028_02


次が、LH0032型の回路です。
20211028_03

2つの回路基板を作って性能比較するのも面白いと思っています。
暇をみて、進めて行きます。


アンプケース等の角穴加工は、ドリルで小さい穴を数ヵ所あけて加工していましたが、今回良さそうな糸ノコをホームセンターで見つけたので購入してみました。

それは、「PICUS フリーウェイコッピングソー CS-178」です。
20211026_01
“アメリカ航空宇宙局 NASAも使用”と書いて有りますが・・・NASAは使わないでしょうww

20211026_02

この糸ノコの特徴ですが、以下の様になります。
20211026_03
普通の糸ノコと違ってノコの刃がスパイラス状になっています。
そのため、どの方向でも切れると言う事です。

早速、アンプケースのパネルを加工しようとしましたが、刃のクランプ部分が普通の糸ノコと違ってかなり大きい事に気づきました。
20211026_04


なので、糸ノコの刃を通すガイド穴を長手方向に大きくあける必要があります。
20211026_05

この穴あけるのも大変でした。

加工は、こんな感じです。
20211026_06
真っ直ぐ切るのが難しいです。
気を許すと曲がりますので、慣れるまで少し時間が掛かります。


ヤスリで仕上げて完成です。
20211026_07

自由な方向に切れるので良いですが、刃のクランプ部分をもう少し小さくしてくれると、更に使い易いかと思います。

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