全然進まないSONY PCM-D100用のマイクアンプです。
2019年の3月ごろスタートして、未だに完成していないトホホな企画です。
■過去の記事 ↓↓↓■
SONY PCM-D100用のマイクアンプの製作【2019/03/27】
SONY PCM-D100用のマイクアンプの製作(2)【2019/06/30】
SONY PCM-D100用のマイクアンプの製作(3)【2019/07/03】
スイッチング用のMOS-FETでオーディオアンプ【2020/09/21】
スイッチング用のMOS-FETでオーディオアンプ(2) 【2020/10/04】
色々と問題が見つかって基板を作り変えました。

バージョン1の基板は、マイクアンプに入力をコントロールできるボリュームを付けて進めていましたが、SONY PCM-D100のライン入力に音量をコントロールできるボリュームが付いているので、この部分は必要無いと判断して入力用のボリュームとボリューム以降のバッファーアンプ回路を外しました。
今回の基板(バージョン1.1)では、回路を減らしたので基板がかなり小さくなり、また、消費電流も半分ほど減らすことができました。
電源はDC/DCコンを使って±15Vを作っているので、消費電流が多いとそれに合わせてDC/DCコンのノイズも増えるので、この点はかなり有利になりました。
入力部分のFETを2SK208/2SJ106から2SK170/2SJ74へと変更しています。
少しでも利得とS/Nを稼ぎたいので、gmの大きい2SK170/2SJ74に変えました。
2SK208/2SJ106では、gmが足りません。
あと、初段の定電流回路を変えています。
バージョン1では、2SK208/2SJ106で定電流回路を組んでいましたが、このFETのコンプリペアーが貴重なので、2SK209だけの回路としました。
この定電流回路ですが、少し確認した感じでは2SK208/2SJ106の定電流回路の方が特性が良いです。
今の課題は、初段を2SK170/2SJ74に変更した事により、位相余裕が少なくなり、重たい負荷や容量負荷で、異常発振の可能性が出てきました。
ラグリード位相補正回路の定数を弄って改善出来ればよいのですが・・・?

つづく