AliExpressで、安い「電流センサー」を購入したので、AC電源の波形を監視できる様な回路を考えています。

そこで、電源の端子類をAliExpressから購入しました。
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手元に届くまで、かなりの時間が掛かりましたが、安いからしょうがないですね。
手前に見えるアルミケースは、秋葉で購入しました。

前回より購入した電流センサーの周波数特性が気になっていたので測定してみました。
接続は、こんな感じです。
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電流センサー(トランス)の2次側の負荷を10kΩと1kΩで測ってみました。
※ 図の上側が10kΩで下側が1kΩです。

【1000:1のZMC118F】
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上記の結果となりましたが、2次側の負荷抵抗が10kΩだと8Hz~6kHz位が使える帯域だと思います。
また、2次側の負荷抵抗が1kΩだと低域が少し持ち上がりますが、高い周波数は落ちます。
使える帯域が、8Hz~1.5kHz位と高い周波数が気になります。
AC電源50Hz/60Hzの25倍の高調波まで観測できるのでOKとします。
ただ、実際回路としてこの電流センサーを組み込む場合、2次側の負荷を1kΩ以下にする可能性も有りますので、これより帯域が狭くなることも想定しないとダメですね。
※図の位相特性は?です、気にしないでください。

次は、1000:1000のセンサーです。
【1000:1000のZMPT101B】
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こちらは、綺麗な周波数特性をしています。
10kΩの負荷抵抗なら1Hz~100kHzまで使えます。
負荷抵抗が1kΩだと1Hz~20kHzまでですね。
こちらも負荷抵抗を小さくすると高域が落ちます。

1000:1のセンサーで電流を観測し、1000:1000のセンサーで電圧を観測する使い方で進めますが、センサーの2次側の負荷抵抗と分圧比を上手く設定出来れば、測定できる帯域も広く確保できると思います。

この結果を踏まえて、回路を考えて行きたいと思います。


【メモ】
1000:1のZMC118F⇒直流抵抗値 1000Tが無限Ω?、1Tが45Ω
 ※45Ω大きくないかい。
1000:1000のZMPT101B⇒直流抵抗値 1000Tが120Ω、1000Tが120Ω
インダクタンスは、測定して無い