フルバランスアンプ (X_Under bar)

心地よい音を求めて

2023年10月

2年ぶりに花岡 幸代さんのLive(2023.10.21)に行って来ました。
昨年は、コロナ禍でLiveに行くのを控えていました。
今回は、吉祥寺のManda-La2でのLiveです。
久しぶりの吉祥寺で、Manda-La2は少し懐かしい感じ。
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新曲もカーバイドランプとシーグラスの2曲ありまして、CDにサインを貰っておきました。
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それと今回が初めて、花岡さんのグッズ販売も有りました。
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カッコ良いTシャツ、これも買っておきました。
次回のLiveに着て行きたいと思っていますが、次回は12月23日(土)Tシャツでは寒いですね。

久しぶりのLiveでしたが、やっぱり生の音は良いですね。
日常生活から心も少し癒えました。笑



パワーアンプを作るたびにスピーカー保護回路を組み入れるのが厄介なので、スピーカー保護回路基板を別に作る事にしました。

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今回は、以下の2点に対応した基板を作りました。
・電源ON及びOFF時のポップ音を消す
・スピーカー端子間のDCオフセット電圧から保護する
この他にもアンプの異常時での過電流からの保護も有りますが、アンプの回路に合わせて保護回路も変えないといけないので今回は除きました。
これらはスピーカー保護ICなどを使えば、簡単に自作出来ますし、保護回路基板も販売されています。
ただ、これらの保護回路は、一般的なアンプ(アンバランスアンプ)が対象です。
今回は、バランスアンプに対応したスピーカー保護回路基板をコンパクトに作ってみました。

良く使われている保護回路は以下の回路だと思います。

■一般的な保護回路■
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この回路を2セット使ってプラス端子とマイナス端子に使えばバランスアンプにも使えますが、この回路はスピーカー端子とGND間のDCオフセット電圧(約±0.6V以上)を感知して保護用リレーをOFFさせています。

例えば、この様なケースも有ります。
スピーカーのプラス端子のDCオフセット電圧が+0.6V発生し、マイナス端子のDCオフセット電圧が-0.6V発生した場合は、スピーカーの端子間電圧は、0.6V+0.6V=1.2Vがスピーカーに加わってしまう事になります。
1.2VのDCオフセット電圧がスピーカーに加わると振動板の振幅余裕が減り歪も発生しやすくなります。

そのためバランスアンプの場合は、プラス端子とマイナス端子間での電圧で動作する回路が必要かと思います。
メーカー製のバランスアンプの回路を色々探しましたが、そこまで考えている回路は直ぐには見つかりませんでしたが、Y社のクロスシャント・プッシュプル回路を使っているバランスアンプの保護回路が差動アンプでした。

Y社のスピーカーの保護回路の部分を抜粋した回路■
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R160(47k)とR166(47k)が入力となります。
DCオフセット電圧の判定はマイコンが行っています。


■今回の保護回路■
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差動回路で受けています。

リレーと半導体リレーの2種類の基板を作りました。
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機械式リレーと半導体リレーの音の違いを確認出来ればと思っています。

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DCオフセット電圧の確認では、+0.5Vと-0.5Vで完璧に作動しました。
このDCオフセット電圧の感知電圧は、±0.3V位まで設定出来ます。
問題は、電源ON時のポップ音です。
上手く遅延出来ていません。遅延時間を長く設定出来ません。
この問題は、回路をスリム化しようとして回路を削った部分の問題でした。
これは少し失敗でしたね。涙

今回の基板は、問題を少し残した部分も有りますのでもう一度挑戦したいと思います。
次回の基板では、基板に小型の電源トランスを組み込んでみようかと考えています。

これも次回に続きます。

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