アンプを自作するとアンプ回路の温度上昇が気になります。

今までは、センサーと分離タイプのデジタル温度計を使っていましたが、使い勝手が悪いので無接触で温度が測れる手頃な温度計が良いかと思い、Amazonでいろいろ探すとピストル型の放射温度計が3,000円くらいで購入できます。
出来れば測定データとして保存も出来るタイプが良いと思い、赤外線サーマルイメージカメラで検索すると、ピストル型の赤外線サーマルイメージセンサーで画像表示できるタイプとAndroid 又は iPhoneスマホにアドオンできるタイプがヒットしました。
ですが、3万9千円~5万9千円と値段が高いです。(熱画像ピクセルは、256×192、240×240、320×240等)

そこで何時ものAliExpressで探すと、サーマルイメージャーマルチメータET12Sが見つかりました。
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このET12Sは、赤外線サーマルイメージカメラとマルチメータの2つの機能がドッキングした測定器です。
ET12Sには、ワンランク下のET11Sも有りますが、参考画像を見ますと解像度が悪そうなので、ET12Sを2023年8月ごろ18,500円(送料込み)で購入しました。
2024年1月28日現在、ET12Sの上位モデルにあたるET13S(22,737円)も新規発売されています。

心臓部のセンサーの解像度は、ET13Sが凄く良いです。
【熱画像ピクセル】ET11S(24×32)、ET12S(90×120)、ET13S(192×192)

下の参考画像からET13Sが凄く良いですね。
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※画像はネットからお借りしました。

と言う事でプリアンプの温度を測ってみました。
先ず初めに、入力切替えの近くに有るコンプリFETのバッファー回路です。
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解像度が悪いので、右側に実際の回路基板の写真を付けました。(笑

次が、左側に電源(青色LEDの所)、右側にフラット・アンプです。
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こちらも回路基板の写真を付けないと良く分かりませんね。

これらの測定画面を画像として保存できます。
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保存するのに時間が掛かります。(笑
保存形式は、ビットマップ(BMP)で保存容量は3.5MBですので直ぐに一杯になってしまいます。
それと保存したファイルをPCで見ようとしても開けなくファイルが壊れているとエラーメッセージが出る場合が有ります。
その場合は、保存したファイルをET12S本体のツール⇒ストレージで一度表示させてからPCに接続すると直りました。
バグですかね? 良く分かりません。
この件も有りましてET12Sをあまりお薦め出来ません。

最近、この手のサーモグラフィー サーマルカメラは、色々と出てきていて値段も下がっているようです。
性能と解像度を求めるなら4万~5万円位の物になると思います。


以下に主なスペックを載せておきます。
【熱画像ピクセル】
24×32 (ET11S)、90×120 (ET12S)、192×192 (ET13S)

【測定温度範囲】
-40~300℃(ET11S)、-20~400℃(ET12S)、-20~550℃(ET13S)

【温度測定誤差】
>0 ℃:± 2 ℃/± 2%、± 0 ℃ ± 5 ℃/± 5%

【表示温度精度】
0.1°C / 0.1°F

【表示画面】
2.8インチ320×480 タッチスクリーン

【USBインターフェイス】
TYPE-C

【ストレージ容量】
3.5MB

【イメージ形式】
bmp

【Battery】
内蔵リチウム電池