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長年測定に使っていた「アンバランス・バランス変換アンプ」を更新する事にしました。

下の写真は今まで使っていたアンバランス・バランス変換アンプ
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基板のままで使っていましたが、ちょっとカッコ悪いです。

このアンプは、バランスアンプ等を測定するための冶具で、たまにしか使いませんが、無いと困るし、上手く収納出来るサイズで作れました。
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今回作ったアンバランス・バランス変換アンプの回路
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完全差動アンプICを使っています。

電源は5VをDC/DCコンバータで±15Vにして使っています。
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この使い方にするとバッテリーでも使えるので凄く便利です。

こんな感じで周波数特性を測ってみました。
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周波数特性
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上側がバラック測定で下側がケース組み込みでの測定
ケースの組み込みでは、入力に10kΩのボリュームが入るので、低域の周波数特性が若干悪くなっています。
そのためカップリングコンデンサーの容量を22μFから100μFに変更する予定です。
高域は1MHzまでフラットです。

残留ノイズを測ってみました。
【入力ショートのバランス出力ノイズ】
スイッチング電源アダプター:0.85mV
リチュウムイオンバッテリー:0.28mV
電源からのノイズが漏れて来ています。
やはりバッテリーのノイズが少ないです。

アンバランス⇒バランス変換アンプですが、バランス信号も使えるようにXRL端子も付けました。
次は、「バランス・アンバランス変換アンプ」を作る予定です。