フルバランスアンプ (X_Under bar)

心地よい音を求めて

Category: SITアンプ

フリッピフロップ回路、上手く動きました。

動作が分るようにLEDを点燈させて確認しました。
フリッピフロップは便利ですね。
 
     プロテクトOFFの状態:
イメージ 1
 
     プロテクトONの状態:
イメージ 2

このブレッドボードから回路図を起こします。

SITアンプのスピーカー用プロテクト回路

バランスアンプですので、オフセット電圧検出もバランスアンプに合わせて考えています。
OPアンプの使用も考えたのですが、結局は細かく調整できるデスクリートで進めることにしました。
 
イメージ 1

一段目の差動アンプで電位を検出して、2段目でON/OFFと切り替えて、3段目が15V⇒5Vの変換回路です。そして、高校生の時に習ったフリッピフロップ回路でその状態を維持します。 ここで役に立ちました。(*^-^)ニコ
 
イメージ 2

とりあえず、ここまでをブレッドボードで検証します。
上手く動くかな?

音展に行く途中、少し寄り道をしてラジオデパートの2階へ・ ・ ・ 。
その時、ひでじさんと偶然会いました。音展を見学しての帰りだそうです。
そして何故か、FALの古山さんのところへSITアンプ S.I.T-7000 の音を聴きに行きました。
 
イメージ 1
 
イメージ 2

FALの平面スピーカーの音も良いですがSITアンプもかなり良い音でした。
30WのA級だそうです。
私も頑張ってSITアンプを作らないと。

アンプのプロテクト回路は、必要、不必要と色々と論議は有ると思いますが、貴重な素子を壊さない為にも今回は採用を考えています。どのようなプロテクト回路が必要か。
 
1.スピーカー用プロテクト:
一般的には、リレーを使用しますが、最近アキュフェーズが採用しているMOSFETによるプロテクト回路もあります。(大切なスピーカーを壊すわけには行きません)
    
アキュフェーズ A-46
イメージ 1
 
アキュフェーズ A-200
イメージ 2
 

2.過電流用プロテクト:
常に電流値を監視して、過電流が流れたら電源を切る回路です。(大切なSIT素子を守るため必要です)
 
3.トロイダルトランスのラッシュカレント(突入電流)用プロテクト:
トロイダルトランスのラッシュカレントは約20~70Aにも達する場合があります。(実家で使用していたアンプは、アンプの電源ON時に部屋の蛍光灯が一瞬暗くなりました。そして約1年で電源SWが壊れました。)
今回この3種類のプロテクトが必要と思います。
 
 
 
スピーカー用プロテクトとラッシュカレント用プロテクトは、上條氏のHPの回路を参考にしようと考えています。 上條氏のHPは、勉強にまりますよ。

上條氏のHPです↓「 Evolve Power Amplifiers 進化するパワーアンプ」
http://www.ne.jp/asahi/evo/amp/index.htm
 
 
 
上條氏は、脳出血で倒れ今年の3月28日に他界されております。ご家族のご厚意によりHPはそのまま残しているようです。この自作アンプや回路を拝見すると、上條氏のアンプ対する熱意が伝わってくると思います。
上條氏に感謝するとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。
 
 

さて、如何しようか・・・・・。

結局、PSpiceを使っている友達に見てもらい、如何にかシュミレーションができる様になりました。
2SJ18 / 2SK60のデータが少なく、まともなモデルが出来なく、ごまかしで動いています。
JFETとトランジスターを組み合わせて、SITを作る方法もあるとの事ですが、このモデルを使用してやって行くことにしました。
 
参考にならないと思いますが、回路図をUPしておきます。少し見づらいですね。
イメージ 1
 
周波数と位相特性です。 良いですね。
イメージ 2
 
出力波形、HOT側とCOLD側です。
イメージ 3
 
歪み特性です。 歪みは2倍と3倍が出ています。あまり良くないですね。
イメージ 4
 
データシートを見ても、今回使用するSIT素子は、特性があまり良くないです。
そのため、バイアス電流、供給電圧も高めに設定する必要があります。
この辺も、検討が必要ですね。

↑このページのトップヘ